【社説】大企業貴族労組の職場世襲で青春が挫折する=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.16 14:55
大企業の貴族労組の職場世襲が深刻なレベルだ。雇用労働部と労働研究院が団体協約の実態調査を行った結果、職員300人以上の大企業600社のうち180社(29%)で労使が団体協約を通じて職員の家族に採用の特恵を保障していることが確認された。退職者の子ども・配偶者を優先採用したり加算点を与える方式が多く使われている。類型も多様だった。
あるタイヤ会社は定年退職者の直系家族に対し、優先採用条項を団体協約で定めている。業務と関係なく生じたけがや病気で退職した勤労者の家族を優先採用することを約束した会社も多かった。あきれるほどだ。このような雇用世襲条項は労組が先に要求し、会社がこれを受け入れて、団体協約に含まれるという。特恵を要求する労組も問題だが、これをそのまま受け入れる会社も共犯と変わらない。